夜道を歩きながら聴きたいK-HIP HOPとは
先日、友人がプレイリストを作ってくれた話をしたが、これを機に私もプレイリストを作ってみようと思った。
「夜道を歩きながら聴きたいK-HIPHOP」
K-HIPHOPはハングルの滑らかな音の響きが時として強烈なメッセージになり、攻撃的なソングを生み出す傍、メロディアスでムード溢れる色気のある雰囲気も作り出すことができる振り幅の大きさが魅力だと感じる。
SHOWME THE MONEYや高等ラッパーで見られるのはラップ特有の”ディス”が多いが、出演しているラッパーたちの楽曲は全てが攻撃的で顔をしかめるようなものばかりではない。
街灯だけが足元を照らす夜道に1人でイヤホンをしながら寂しさを埋めるように愉しむことができるK-HIP HOPも多いのだ。
『The Key (Feat. Crush)/paloalto&JUSTHIS』
2018年の3月にリリースされた『4 the Youth』からcrushとのフューチャリング曲を選曲。それぞれが別々のレーベルで活動しているpaloaltoとJUSTHISの奇跡のコラボアルバム。愛を歌ったこの曲歌詞の中に「日本語なら愛」って入ってるのがお気に入り。
『apple box(Feat.loopy/)ANGELS』
MIKIT RAINの豪華メンバーでリリースされた楽曲。サビの部分が一度聴いたら頭から離れなくなる印象的なフレーズ。これを2曲目に入れたのはしっとりとした雰囲気のプレイリストになって欲しくなかったから。
naflaにloopyとK-HIPHOPの時代を牛耳るスターの華麗なラップが魅力。
『나의 땅/Bewhy』
3.1独立運動から100年が経ったのを記念して制作された楽曲。政治色の強い楽曲だけれど、それがBewhyさんらしくも感じる。
이제는 절대로 가져갈 수 없어
너와 나의 땅
の部分が詩的でBewhyさん独特の価値観や音楽性が感じられるナンバー。気が引き締まるような、心が静かになるような曲を3番目に。
『잔소리/Dynamic duo (ft. Simon Dominic for Supreme Team)』
Ballad For Fallen Soul Part.1の収録曲。韓国を代表するK-HIPHOPアーティスト、Dynamic Duoのバラード曲を。돌아와줘となんども繰り返すのが印象的な愛の曲。ここからの曲の流れが特におすすめ。
『Pina Colada(Feat. Owell Mood & OLNL) /paloalto』
2018年にリリースしたアルバムから1曲選びました。paloさんは2回目かな。彼の曲を静かな夜に聞くと、なんだか不思議な気持ちになるような気がするので、ついつい選んでしまう。featで入ったOLNLがいい味を出していて、センスが溢れる楽曲。
『No.5 (feat.Crush)/PENOMECO』
PENOMECOのEPから、crushさんとのコラボ曲を。この曲のサビがすごく好きで、プレイリストに絶対に入れたいと決めていた。「no.5」となんども呟きながら歩いたらきっといつもの帰り道も楽しくなるような気がする。ちなみに私はシャネルは付けません。
『PLAY ME(Feat.sik-k&PENPOMECO)/WOOGIE』
WOOGIEさんの楽曲センスの高さ、メロディアスでキャッチー、聞くひとを魅了する音楽を作る彼にsik-kとPENOMECOのコラボなんて贅沢の極み。PENOMECOが歌うサビが美しくて感傷的な気分になる。
『interlude/CHANGMO』
CHANGMOのこのアルバムがどうしようもなく好きで、このアルバムだけをずーっと聴き続けてしまう時もあるくらいなのだけど、夜に聞くならこの曲が一番おすすめ。
ソウルのクラブで見かけた女性が、昔の彼女によく似ていたというストーリーが面白い。
『Flaker/ph-1』
私にプレイリストを作ってくれた友人がph-1が好きで、私も聞くようになった。彼のいいところは、独特なフロウに人間の複雑な心情を印象的に綴るおしゃれな歌詞。耳に心地のいい優しげな声だから、夜に静けさをロマンティックに変身させる魔物なんだろうな。
『WHERE U(feat. 돕덕)/Loopy』
Loopyの良さは彼にしか出せないボイスだと思う。サビも歌えて、ラップも人一倍上手な彼。見る人を魅了するスター性溢れる彼の曲は歌詞がシンプルで、みんなが歌いたくなる。でも、彼の曲を歌えるのは彼だけなのだとわかるのは、それだけ彼の曲が完成されているから。
『Perfume(Feat.Nucksal)/CODE KUNST』
このプレイリストを作ろうと思ったのもこの曲があったからのように感じる。私の1番の人と胸を張っているラッパー、NucksalがフューチャリングしたPerfumeという曲。香水というタイトルなのに、ここまで言葉が詰まった歌詞に初めて聞いた時鳥肌が止まらなかった。誰もいない帰り道、彼だけの声を聞いて歩きたい。
『lonley&night(GRAY remix,Feat.ELO)/simon dominic』
Simon Dのセクシーな声は夜にぴったり。そろそろお家が近づいてきて、自分の生活圏に戻ってきたところで彼の曲を聞いてほしい。日常が急にお洒落になるような気がするから。抜群の楽曲センスと耳を溶かすようなラップ技術を終盤に。
『crack on my screen(Feat.paloalto)/GIRIBOY』
paloalto何回出てくるんだって自分でも思った。
でも、彼がフューチャリングすると曲が締まるから、どうしても選びがちになってしまう。GIRIBOYの声が、ラップが、サビが胸を打つ良曲。
『Still(Feat.crush)/Loco』
ラストから2曲目はLocoの曲を。locoの曲は聞くひとの耳を撫でるようなものが多くて、歌詞も誰もが一度は感じたことがあるんじゃないかっていう出来事を綴るから好き。1日の終わりに彼の声を聞くと、安心しませんか。
『XI(Feat.Lee Hi)/CODE KUNST』
つい最近リリースされたCODE KUNSTの新曲。
Every love is bittersweet
Bittersweet o love yea ay
We hurt we love
の部分が耳に残るこの曲は、CODE KUNSTだから作れるんだろうなと納得する。彼の音楽は壮大でありながら、傍に起きたくなるような人間らしさのある不思議な距離感が1人で聞く間も寂しくさせない理由の一つなのだろう。
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