All I need is one sun

日常を日常らしくするためのライティング。

3週連続金曜ロードショー

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3週間連続で、映画館に通った。

気になる作品が何作かあり、一つの作品に心を止める暇もなく3作を駆け出しで見た。

三者三様文字通り全ての作品が魅力的で、円盤を購入して部屋のテレビの近くに置いておきたいくらいだった。

 

 

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最初に見たのは、「yesterday(イエスタデイ)」。

ビートルズという存在が突如消えてしまった世界の話。

面白いのが、正確には主人公と他数人のみが記憶に残っているだけで

それ以外の人々はビートルズという音楽家の名前を聞いたこともなく、

勿論ネット検索しても出てこなくなってしまった。

このことに、主人公は突然の出来事に戸惑うものの、

ビートルズの曲を”自分の曲かのように”披露することで、

彼が”新ビートルズ”として世界中で爆発的な人気になり、瞬く間に大スターに。

 

主人公のジャックが、音楽に対してまっすぐで尚且つ素直で嘘がつけない人のよさがあって、自分も含め世界中から愛されていたビートルズの音楽を、自分が作った曲として世に売り出すことに抵抗感を感じ、顔を歪ませているのが本当によかった。

 

また、ジャックが披露するビートルズの楽曲が、本家のものから少しアレンジが加えられていたりして現代チックなビートルズとして、「生まれ変わっていた」のがよかった気がする。

 

結果的に彼は、音楽家として昇りつめることより、

1人の女性のそばに居ることを選んだのだが、ジャックの告白シーンは

映画の1番の盛り上がりどころだったんじゃないだろうか。

 

ビートルズをこの世界が忘れることなんて、この先一生ないからこそ

フィクショナルに飛んだ「yesterday(イエスタデイ)」は、面白かった。

 

 

 

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次に見たのは、「Once Upon a Time ine Hollywood(以下ハリウッド)」

 

韓国では、日本に比べて公開が少し遅くやきもきしていた映画。

ブラットピットに、レオナルドディカプリオというそこは合わせちゃズルすぎるだろ!

という2人合わせてきた「ハリウッド」は、70年代アメリカのストーリー。

衣装から、街並み、車。映画の世界観全てがタイムスリップしたかのように

味のある仕上がりになっていて、シーンを重ねるごとに映画の世界観にどっぷり浸かっていくのがわかる。

 

そしてまた、アクションシーンがかっこよすぎるし、ブラッドピッドもレオナルドディカプリオも50代のおじさまには見えない、若々しさとセクシーさを兼ね備えていて、

何をしてても「カッケー」しか出てこない映画だった。

 

ちなみに私は、この映画を見た後に速攻父親に連絡を入れて

「お父さん的に超絶好きな映画だから、まだ見てないとしたら人生後悔するよ。」と。

うちの父親は、「トゥルーロマンス」や「レインマン」、「スカーフェイス」が好きで

勿論お酒や車も大好きな父親なので、「ハリウッド」はそれはもうどんぴしゃりの作品だと思い、連絡したところ案の定だったようで安心した。

 

個人的にも、好きな作品だったので家で父親と一緒に見たい映画のとして

仲間入りしようと思う。

 

 

 

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最後に見たのは、「Joker(ジョーカー)」。

 

公開前から大きく話題になっていた作品で、周りの友人たちも皆見たい見たいと言っていた中、私は「ダークナイト」大好きマンだったので、なんとも言えない顔をしていた。

 

 

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勿論俳優同士を比べるのは、ナンセンスな話だとわかっては居るものの、ヒースレジャーが今この世界にいないことへの、言い合わらせない焦燥感があり

私にとって”ジョーカー”は永久欠番で、永遠と漫画の中の存在として、蓋をするかのように避けてきた存在だったのだけれど

ジョーカー役がホアキンフェニックスが演じるということと、これはヒーロー映画ではないということで、足を運ぶことにした(って言っても、ちゃっかり公開日には行く。)

 

見た感想としては、手汗が止まらず、全てのシーンが脳裏に焼き付いて離れなくなるくらい、好きな映画だった。

ホアキンフェニックスの演技がもう、声が出ないほどに良くて

瞬きするのが惜しいほどに見つめてしまった。

 

なぜジョーカーがジョーカーとして誕生したのか。

その秘密がすべて明かされ、私は心からほっとしたのだ。

歴代の俳優たちが演じてきたジョーカーという男は

人間であると信じたくなくなるくらい、極悪非道で、冷徹。

頭のネジが外れてるなんて、そんな優しいレベルじゃない

ここまで悪い男がいていいのかというくらい、残酷ながらも

どこか芸術的で、魅力のあるジョーカーというと男に私自身ずっと惹かれていたのだ。

 

そしてヒースの演じるジョーカーを見た瞬間私の中で

何かが弾けたかのように、引き込まれてしまって、ジョーカーの沼から抜け出せなくなった1人である。

 

だからこそ、今回の映画でジョーカーという存在の誕生を確立させることで

ヒースをはじめ、バットマンに出会いゴットタウンを恐怖に陥れる

彼が、因果関係を持って存在していたことがわかったことが

本当に嬉しくて、最高の映画だった。

 

この映画のDVDを買ったら、これまでのジョーカー作品の先頭に置かなければいけないな。と勝手ながらも、呟いてしまった。

 

 

全ての作品が、もう一度映画館に行って見たくなるくらい

素晴らしい物なので、まだ1つも見ていないのであれば

是非一度、その感動に触れてきてください。