All I need is one sun

日常を日常らしくするためのライティング。

ロックって最高にロックって言葉が最上級の褒め言葉だと思ってる。

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ロックミュージックが好きなんですよ。

 

実は。

 

HIP HOPが好きなんだけど、10代はもうずっとロックばっかり聴いてきて

日本のロックはもちろんだけど、

やっぱり好きなのはBeatlesとか、deep purpleとか、Rolling stonesとかoasisとかbon joviとかが好きで

 

年齢は全然ごまかしてなくて23なんだけど(今年24なのにあえて若く言う)

10代の頃はもうおじちゃんになっちゃった海外バンドの過去のライブ映像とかをyoutubeで漁るほど見てたんだよな〜〜とか今思うとめちゃくちゃサブカル臭漂うガキンチョで恥ずかしい、、、。

 

もちろん、最新のバンドとか

マイナーなバンドとかも聴いてたんだけど、

色褪せた映像の奥で今とはかけ離れたファッションスタイルでステージに上がって

颯爽と歌う姿がむちゃくちゃかっこよく見えて、どぶのようにハマって行った10代でした。

 

この時、古着も大好きで、

地元が古着屋さんが多い町だったから余計

古着を着ることに抵抗もまるでなくて

地元の見知った道を歩きながら、david bowie聴いて歩いちゃうみたいな

サブカルも好きで、マッシュヘアでギター背負って歩いてた

 

何が話したいかと言うと

ボヘミアン・ラプソディ」について今更ながらブログに書きたいと思ったんですよ。

 

母親がQueenが好きで、

あの映画が公開した時からそれはもう家で煩くて

何がうるさかったって、行くか行かないかでずっと悩んでて。

気になるなら行けばいいって言うと、拗らせてるのか

行ってショック受けたりしたくないから、口コミとか見てから、、、ってずっと出し渋ってて、私はその姿を見ながら、まあ、Queenは私通らなかったし、いいかって思ってた身でした。

 

後に母親は「ボヘミアン・ラプソディ」をついに見ることになるんだけど

案の定、号泣したらしく、知らぬうちに3回も見ていて、家にあるQueenのアルバムをわざわざ倉庫から取ってきて、流し始めたり、家のTVでQueenのライブ映像見始めたりする始末でした。(私も一緒に見た。)

 

かく言う私はというと

母親が見た後に、これは映画館で見ないと一生見ないなって思い、見ることになりました。

 

正直、あんまり期待はしてなかったんだけど

終盤は気がついたら目から涙がこぼれ落ちてて、感動っていうのがしっくりくる映画でした。

 

その時

思ったのが、私、感動して泣きながら、悔しくて泣いてるなっていうことに気がついて

 

母親はこの映画を見たときに

昔を思い出して涙が止まらなかったって言っていて

その言葉がすごくすごく羨ましかったんだなって思うんです。

 

あの映画を見てるときの私は10代の頃

家のパソコンで昔のライブ映像を漁って

画面の奥にある空気に憧れて胸を高鳴らせていたあの時間と変わらないと思って

 

見た人はわかると思うんですけど

ラストのライブシーン、あれめちゃくちゃ有名なライブ映像じゃないですか

私でも昔見たことがあるレベルで

母親はあれ、多分若い頃会場にはいなかったにしても、あの映像を知ってて

それの再現って考えるだけで震えるんだろうな〜〜

Queenと一緒に歳を重ねて、その年月噛み締められるっていいなあ〜〜〜って

それがすごい羨ましくて

 

何で

私は一緒に年月を重ねられなかったんだろうってどこにもぶつけられない悲しさが溢れて、映画を見て

 

今思えば、私が今生きてるこのときにも

音楽は山ほどあって

未来のQueenになるかもしれないアーティストもいるはずなのに

それがわからなくなるくらい、”昔”に対する憧れって拭えないんだなと改めて感じさせられた映画でした。

 

この曲がアカデミーでもいくつか賞をとって

それほどまでに完成度が高い作品で

 

もちろん私も大好きな映画なんだけど

きっとこの映画はいつまでも

私の10代の頃の気持ちを思い起こさせるタイムマシンになるんだろうな

 

 

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